なぜ交通事故は起こるか

「どうして」「なぜ」…私達の身の回りは、そういった言葉が自然と出てくるような、予知ができない理不尽なことで溢れています。
自分は決して悪いことをしたわけではないのに、なぜこれほどまでの仕打ちを受けなければならないのか、様々な出来事に直面して、そう感じられた方もおられるでしょう。
私達は誰も未来を予知できませんし、自分がこれからどのような人生を歩んでいくか、という点も決して分からないからです。
だからこそ人は、できる限り今までの経験を元に『予測』をし、最悪の状況が起こらないように、毎日自然とそれを回避しているのです。
何も知らない赤ちゃんは、熱いやかんに触れればやけどをする、ということを知りません。
ですから、誰かが見守っていないと、ふとした時に何気なく触れてしまうかもしれません。
しかし私達は、「熱いやかんに触ればどうなるか」ということを、『予知』はできなくとも『予測』することができます。
しかしこの『予測』能力を充分に用いない結果、悲惨な結果を招くことがあるのです。
それが、いわゆる『交通事故』です。

交通事故において「予測しない」とは、その行為を行えば事故を引き起こす可能性があるのにもかかわらず、それを行っても事故は起きないと過信し、行ってしまうことです。
その代表的な例に、「飲酒運転」があるのではないでしょうか。
自分は飲んでいても、運転するのは平気だ、という何の根拠も伴わない自信が、人の命を奪うほどの悲惨な交通事故を招いています。